私は18歳のときに母をがんで亡くしました。
その喪失感は計り知れず、精神的にも追い詰められました。
そして、その心の負担はやがて身体にも影響を及ぼし、私は入退院を繰り返すようになりました。
病院では薬を処方され、それを飲めば一時的に症状は落ち着くこともありました。
でも、どこかで「本当にこれだけでいいのか?」という疑問が拭えなかったのです。
「病気になってから対処するのではなく、そもそも病気にならない方法はないのか?」
そう考えるようになり、私は薬に頼るだけではなく、食事や生活習慣を見直すことにしました。
自分の身体で試しながら、少しずつ「本当に健康を支えるもの」が何かを探求する日々。
食事、運動、心の持ち方、環境の影響……
それらがすべて絡み合って、健康は成り立っていることに気づきました。
そして、医師となった今、私は単なる「病気の治療」ではなく、**「病気になりにくい身体をつくる医療」**を大切にしたいと考えています。
たとえば、栄養療法、マイクロ波治療、ナノバブル水、PEMF治療、ラドン吸入など——
一つひとつの治療に科学的な根拠を求めながらも、
「人の身体は、もっと総合的なケアが必要だ」という視点を持ち続けています。
なぜなら、私自身がその必要性を痛感し、それを求め続けたからです。
病院で薬を処方し、「はい、これで終わり」ではなく、
「本当に患者さんの身体が求めているものは何か?」
それを一緒に考え、提供できる医療を目指しています。
それとともに、生活の中に潜んでいる有害なものも、可能な限り取り除くこともアドバイスしています。
私が経験したこと、学んできたことを、
これからも患者さんのために役立てていきたい——
それが、私の医療の原点です。