セカンドオピニオンを求めることは、納得のいく治療を受けるために重要ですが、
患者さん自身が正しく活用するためには、いくつかの心構えが必要です。
以下のポイントを意識すると、より有意義なものになると思います。
1. 目的を明確にする
セカンドオピニオンを求める理由を整理しましょう。
診断が正しいのか確認したい
治療法の選択肢を増やしたい
標準治療以外の方法(代替療法など)を検討したい
単なる不安解消のためだけではなく、具体的な目的を持つことで、得られる情報がより有益になります。
2. 診療情報を整理しておく
主治医からの診療情報提供書(紹介状)や画像・検査データがあると、セカンドオピニオンの医師も判断しやすくなります。可能なら、事前にまとめておくとスムーズです。
3. 主治医との関係を悪化させない
セカンドオピニオンを求めることに後ろめたさを感じる患者もいますが、これは患者の権利です。とはいえ、主治医への伝え方は慎重にしないと気まずい雰囲気になってしまいます。
「今の診断や治療に納得するため、他の先生の意見も伺いたいです。
お忙しいところ申し訳ないですが、情報提供書を書いていただけませんでしょうか。」
と伝えると角が立ちにくく、主治医も協力しやすくなります。
4. 自分に合った医師を選ぶ
同じ専門分野の別の医師に相談するのが基本ですが、治療方針の違いを知るために別の視点(たとえば西洋医学と統合医療)を求めるのも一つの手です。
医師によって治療に対する考え方が異なるため、事前に調べることが大切です。
裏情報ですが、同じ学会同士だと、上下関係を敏感に察知するので、「○○先生の方針なら、あからさまに否定できないなあ・・・」・・・心の声
5. 期待しすぎず、冷静に判断する
別の医師の意見が期待通りでない場合もあります。
意見が食い違ったときは、どちらが「より科学的・合理的か」を考え、冷静に比較しましょう。(何より自分自身の納得できる内容か否かも判断には重要)
但し、「自分の希望に沿った意見を探し続ける」ことを目的化にしないように注意。
6. 最終的にどうするかは患者自身が決める
セカンドオピニオンは「決定」ではなく「参考意見」です。
どの治療を選ぶかは、医師ではなく患者自身の選択です。
十分な情報を得たうえで、自分が納得できる道を選びましょう。
まとめ
セカンドオピニオンを求める際は、感情に流されすぎず、情報を整理し、冷静に判断することが大切です。「正しい答え」よりも、「自分が納得できる選択肢」を得るためのプロセスと考えると、より有意義なものになります。
このような心構えがあれば、患者も医療者もストレスなく進められると思います。